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縫子
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ぬひこ
ふりがな文庫
“
縫子
(
ぬひこ
)” の例文
代助は斯う云つて、
嫂
(
あによめ
)
と
縫子
(
ぬひこ
)
の
蝙蝠傘
(
かはほりがさ
)
を
抱
(
さ
)
げて
一足
(
ひとあし
)
先へ玄関へ
出
(
で
)
た。車はそこに三挺
并
(
なら
)
んでゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
昨日
(
きのふ
)
縫子
(
ぬひこ
)
に
貸
(
か
)
して
遣
(
や
)
つたら、
何所
(
どこ
)
かへ
失
(
なく
)
なして仕舞つたんで、
探
(
さが
)
しに
来
(
き
)
たんださうである。両手で
頭
(
あたま
)
を抑へる様にして、
櫛
(
くし
)
を束髪の
根方
(
ねがた
)
へ押し付けて、
上眼
(
うはめ
)
で代助を見ながら
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
兄
(
あに
)
も芝居に就ては全たく興味がなささうだつたけれども、例の如く鷹揚に構えて、黒い
頭
(
あたま
)
を
燻
(
いぶ
)
す程、
葉巻
(
はまき
)
をゆらした。
時々
(
とき/″\
)
評をすると、
縫子
(
ぬひこ
)
あの
幕
(
まく
)
は
綺麗
(
きれい
)
だらう位の所であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“縫”で始まる語句
縫
縫物
縫針
縫目
縫箔
縫箔屋
縫合
縫紋
縫殿頭
縫殿介