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絶句
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ぜっく
ふりがな文庫
“
絶句
(
ぜっく
)” の例文
越前
北
(
きた
)
ノ
庄
(
しょう
)
の城をじっさいにきずいたわが
八風流
(
はっぷうりゅう
)
では! と、ここで卜斎、
大見得
(
おおみえ
)
をきっていばりたかったところなのであるが、なぜか、グッ……とまっ
赤
(
か
)
になって、
絶句
(
ぜっく
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仰数
(
あおぎかぞう
)
春星
(
しゅんせい
)
一二三の句を得て、
石磴
(
せきとう
)
を登りつくしたる時、
朧
(
おぼろ
)
にひかる春の海が帯のごとくに見えた。山門を入る。
絶句
(
ぜっく
)
は
纏
(
まと
)
める気にならなくなった。即座にやめにする方針を立てる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かつては寒夜客来
テ
茶当
ツ
レ
酒
ニ
竹罏湯沸
テ
火初
メテ
紅
ナリ
〔
寒夜
(
かんや
)
に
客
(
きゃく
)
来
(
きた
)
りて茶を酒に
当
(
あ
)
つ
竹罏
(
ちくろ
)
に
湯
(
ゆ
)
沸
(
わ
)
きて
火
(
ひ
)
初
(
はじめ
)
て
紅
(
くれない
)
なり〕といへる
杜小山
(
としょうざん
)
が
絶句
(
ぜっく
)
なぞ口ずさみて殊更
煎茶
(
せんちゃ
)
のにがきを
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
『唐詩選』五
言
(
ごん
)
絶句
(
ぜっく
)
の第三句目に「易水送別」という題で、
駱賓王
(
らくひんのう
)
の
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
“絶句”の意味
《名詞》
中国の漢詩における近体詩の代表的な詩型の一つ。「起・承・転・結」4句から成る。一句五字の五言絶句と、一句七字の七言絶句とがある。
話の途中に言葉に詰まること。役者が台詞を忘れつかえること。(絶句する)
(出典:Wiktionary)
“絶句”の解説
絶句(ぜっく)は、漢詩における近体詩の代表的な詩型の一つ。4句から成る。
(出典:Wikipedia)
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
句
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“絶”で始まる語句
絶
絶間
絶頂
絶望
絶叫
絶巓
絶壁
絶々
絶念
絶対