細帶ほそおび)” の例文
新字:細帯
殺し汚面々々をめ/\我而已われのみいき勘當かんだうゆるさるゝとも何のよろこびかあらん我も冥土めいど途連みちづれせんとて既に首をくゝるべきていなれば初瀬留も是を聞き其元のおこりは皆私し故なれば倶々とも/″\しなんと同じく細帶ほそおび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
存命ながらへ孝行のよめに苦勞をさせんよりはいつそぬるぞましならん今宵の留守を幸ひに首をくゝつて死なんものと四邊あたりさぐり廻りけるに不※ふと細帶ほそおびの手にさはれば是幸ひと手繰寄たぐりよせ枕元まくらもとなる柱の根へ夜着よぎ布團ふとん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)