“ほそおび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細帯77.8%
細帶11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ幾分か優しいように着こなすだけであって着物の仕立方したてかたは同じ事である。帯は幅一すん位、たけは八尺位、まあ細帯ほそおびのようなものです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
殺し汚面々々をめ/\我而已われのみいき勘當かんだうゆるさるゝとも何のよろこびかあらん我も冥土めいど途連みちづれせんとて既に首をくゝるべきていなれば初瀬留も是を聞き其元のおこりは皆私し故なれば倶々とも/″\しなんと同じく細帶ほそおび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
存命ながらへ孝行のよめに苦勞をさせんよりはいつそぬるぞましならん今宵の留守を幸ひに首をくゝつて死なんものと四邊あたりさぐり廻りけるに不※ふと細帶ほそおびの手にさはれば是幸ひと手繰寄たぐりよせ枕元まくらもとなる柱の根へ夜着よぎ布團ふとん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
福州みどりの法衣、紫印金むらさきいんきんのケサ、そのほそおび西域唐草せいいきからくさったもの。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)