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竈
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べっつい
ふりがな文庫
“
竈
(
べっつい
)” の例文
この人たちは
啻
(
ただ
)
に酒家
妓楼
(
ぎろう
)
に
出入
(
いでいり
)
するのみではなく、常に
無頼
(
ぶらい
)
の徒と会して
袁耽
(
えんたん
)
の技を闘わした。良三の如きは頭を一つ
竈
(
べっつい
)
にしてどてらを
被
(
き
)
て
街上
(
かいじょう
)
を
闊歩
(
かっぽ
)
したことがあるそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
冬の光は
明窓
(
あかりまど
)
から寂しい台所へさしこんで、手慣れた勝手道具を照していたのです。私は名残惜しいような気になって、思乱れながら眺めました。二つ
竈
(
べっつい
)
は黒々と光って、角に
大銅壺
(
おおどうこ
)
。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
柱に
縛付
(
しばりつ
)
けてあった
細引
(
ほそびき
)
へ火が付きますと、
素
(
もと
)
より年数の
経
(
た
)
って
性
(
しょう
)
のぬけた細引でございますから、焼け切れますると、
彼
(
か
)
の箱が一つ
竈
(
べっつい
)
へ当り、其の
機
(
はず
)
みに路地へ転げ落ちましたから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“竈(かまど)”の解説
かまど(竈)は、穀物や食料品などを加熱調理する際に火を囲うための調理設備。
(出典:Wikipedia)
竈
漢検準1級
部首:⽳
21画
“竈”を含む語句
土竈
竈馬
焼竈
竈辺
塩竈
病竈
竈山
瓦斯竈
竈場
大竈
石竈
竈神
庭竈
炭焼竈
泥竈
竈河岸
炭竈
土泥竈
七竈
竈屋
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