“庭竈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわかまど66.7%
にはかまど33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝四郎はよろこんで、その家へ行って見ると、七十歳ぐらいの、腰のひどくまがった老人が、庭竈にわかまどの前に敷いた円座わろうだにすわって、茶をのんでいる。
特に庭竈にわかまどのみに限って、この名を附与する必要はなかったのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
勝四郎よろこびてかの家にゆきて見れば、七十可ななそぢばかりの翁の、腰は一三六浅ましきまでかがまりたるが、一三七庭竈にはかまどの前に一三八円座わらふだ敷きて茶をすする。