“竈屋”の読み方と例文
読み方割合
かまや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おはまが竈屋かまやから答える。兄夫婦は湯に呼ばれていった。省作は小座敷へはいって今日の新聞を見る。小説と雑報とはどうかこうか読めた。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
竈屋かまやの方では、下女げじょが火を焚き始めた。豆殻まめがらをたくのでパチパチパチ盛んに音がする。鶏もいつのまか降りて羽ばたきする。コウコウ牝鶏めんどりが鳴く。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
竈屋かまやのほうでは、かまだきを燃す音や味噌する音が始まった。予も子どもをつれて裏の田んぼへ出た。
紅黄録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)