“かまや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釜屋37.5%
竈屋25.0%
炊事場12.5%
釜殿12.5%
釜谷12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念仏道場の片すみで、しゃあしゃあと朝飯をたべ、弁当までこさえて、命松丸の背に負わせているのを見ると、釜屋かまや働きの婆さんは、つい黙っていられない。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竈屋かまやの方では、下女げじょが火を焚き始めた。豆殻まめがらをたくのでパチパチパチ盛んに音がする。鶏もいつのまか降りて羽ばたきする。コウコウ牝鶏めんどりが鳴く。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
裏の炊事場かまやの土間の片すみにこしらえた板の間に手機が一台置いてあった。
糸車 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
やがて、彼女も主屋おもやへ帰った。そしていつものように、釜殿かまやの大土間で夕餉ゆうげ働きをしている女童めのわらわ下部女しもべおんなにさしずなどしていると、遠い所の表門で、あわただしい駒音がひびいていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大雨の小止みの間に、釜谷かまやの部落を見ようとして甲板かんぱんに立つと、曳船を頼むといって濡れた舟が一つ、岸に繋いである所へ一群の人が下りてくる。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)