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竈屋
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かまや
ふりがな文庫
“
竈屋
(
かまや
)” の例文
おはまが
竈屋
(
かまや
)
から答える。兄夫婦は湯に呼ばれていった。省作は小座敷へはいって今日の新聞を見る。小説と雑報とはどうかこうか読めた。
隣の嫁
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
竈屋
(
かまや
)
の方では、
下女
(
げじょ
)
が火を焚き始めた。
豆殻
(
まめがら
)
をたくのでパチパチパチ盛んに音がする。鶏もいつのまか降りて羽ばたきする。コウコウ
牝鶏
(
めんどり
)
が鳴く。
隣の嫁
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
竈屋
(
かまや
)
のほうでは、かまだきを燃す音や味噌する音が始まった。予も子どもをつれて裏の田んぼへ出た。
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
裏口より
竈屋
(
かまや
)
のほうへまわると兄は鯰を料理していた。予はよほど神経疲労したものか、兄が鯰を切ってそのうす赤い血を洗ってる光景までがどうしても現実とは思えない。
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
おはまは
竈屋
(
かまや
)
へゆく。省作は考えた。兄は一に身上二に丹精で小むずかしい事ばかりいうてわからない人とのみ思っていたに、今日の話はなかなかわかってる。なるほどこれがえいのだ。
隣の嫁
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
竈
漢検準1級
部首:⽳
21画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“竈”で始まる語句
竈
竈河岸
竈場
竈馬
竈山
竈辺
竈神
竈男
竈下
竈元