かく)” の例文
都と交渉少い道のはて/\にかくれて、武士の世になると共に、又其姿を顕したが、長い韜晦の間に、見かはすばかり変つた姿になつて
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
常に他の孤児と一所に居らず暗き隅にかくる、衣を着せると細かく裂いて糸としおわる、数月院にあって熱病に罹り食事を絶って死した。
内にや逃げ入りつらんと走り入りて見れども、一八一いづくにかくるべき住居にもあらねば、大路にや倒れけんともとむれども、其のわたりには物もなし。
こっちも飽きが出て何しに躍り来たか見定めなんだが、上述の蝮を殺した実験もあり、また昔無人島などで鳥獣を殺すとそのともの鳥獣がおそかくれず
常におのれ博士はかせぶりて、人をこばむ心のなほからぬ、これをさそうて信頼義朝があたとなせしかば、つひに家をすてて一一六宇治山のあなかくれしを、一一七はたさがられて一一八六条河原に梟首かけらる。
世界希覯の多種の貴重生物をして身をかくし胤を留むるに処なからしめて、良好の結果を得たりなど虚偽の報告をたてまつりて揚々たるを厳制されたしともうす。
一三一豊臣の威風四海をなみし、一三二五畿七道一三三ややしづかなるに似たれども、一三四亡国の義士彼此をちこちひそかくれ、或は大国のぬしに身をせて世のへんをうかがひ、かねて一三五こころざしげんとはかる。