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稚子
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をさなご
ふりがな文庫
“
稚子
(
をさなご
)” の例文
遠近
(
をちこち
)
の
山
(
やま
)
の
影
(
かげ
)
、
森
(
もり
)
の
色
(
いろ
)
、
軒
(
のき
)
に
沈
(
しづ
)
み、
棟
(
むね
)
に
浮
(
う
)
きて、
稚子
(
をさなご
)
の
船
(
ふね
)
小溝
(
こみぞ
)
を
飛
(
と
)
ぶ
時
(
とき
)
、
海豚
(
いるか
)
は
群
(
む
)
れて
沖
(
おき
)
を
渡
(
わた
)
る、
凄
(
すご
)
きは
鰻
(
うなぎ
)
掻
(
か
)
く
灯
(
ともし
)
ぞかし。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
暮
(
くれ
)
にむかひてすゝむ日のなほ殘せる路の長さは、たえず戲るゝこと
稚子
(
をさなご
)
のごとき球のうち 一—
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
稚子
(
をさなご
)
のやうに成りて正雄の膝を枕にして寐る時あり、誰が給仕にても箸をば取らずと我儘をいへれど、正雄に叱られて同じ膳の上に粥の湯をすゝる事もあり、癒つて呉れるか。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“稚子”の意味
《名詞》
幼児。稚児。
(出典:Wiktionary)
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“稚子”で始まる語句
稚子髷
稚子輪
稚子僧
稚子君
稚子攫
稚子等
稚子髪
稚子輪髷