“福人”の読み方と例文
読み方割合
ふくじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはゞわし福人ふくじん一人ひとり、いづれも柔順おとなしい子供こどもつてそだてるにかゝらずひとにはめられる、分外ぶんぐわいよくさへかわかねば此上このうへのぞみもなし、やれ/\有難ありがたことものがたられる、あの相手あいてさだめし母樣はゝさん
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
福人ふくじんなりとて売薪者たきぎうりを急に一聚落ひとむらおさに封ぜられしとぞ。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いはばわし福人ふくじんの一人、いづれも柔順おとなしい子供を持つて育てるに手はかからず人には褒められる、分外の欲さへ渇かねばこの上に望みもなし、やれやれ有難い事と物がたられる、あの相手は定めし母様ははさん
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)