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分外
読み方 | 割合 |
ぶんぐわい | 60.0% |
ぶんがい | 40.0% |
二人が会合すれば、いつも尊王攘夷の事を談じて
慷慨し、
所謂万機一新の朝廷の措置に、
動もすれば因循の
形迹が
見れ、外国人が
分外の尊敬を受けるのを
慊ぬことに思つた。
自分が東京に居て台所に働く事を
恰も書斎に働くと等しく楽しい事にして居たのは、
之に
分外の時間を費さず、適当な時間を
以て簡潔に処理する習慣を養つたからであつた。
かく
分外の
奢侈は
札差または
御用達商人の輩に多しといえり。
分外の敬意を払わなければならなかった。