しょう)” の例文
正に春立りっしゅんならんとする時、牡丹に雪のずいといい、地蔵菩薩のしょうといい、あなたはさずかりものをしたんじゃないか、たしかにそうだ、——お誓さん。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
太史たいし(史官)の奏上そうじょうによると、昨夜は北斗ほくと七星が光りをかくしたということである。それは何のしょうであろう。師にその禍いをはらう術があるか」
庶人念ずれば、疾疫しつえき癘気れいき、家中に入らず。わくを断ち、しょうること、之に過ぎたるはなし。よろしく、天下諸国につげ、男女老少を論ずることなく、口にしずかに、般若波羅蜜多を念誦すべし
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「あっ! しょうちゃん——」
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)