“春立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はるた33.3%
はるだ33.3%
りっしゅん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
在原元方ありはらのもとかたといふひとうたで、『舊年ふるとし春立はるたちけるよめる』といふだい
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
春立はるだった時節とは言いながら一日寒空に、切り株の上にさらされていたので、飯粒は一粒一粒ぼろぼろに固くなって、持った手の中からこぼれ落ちる。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
正に春立りっしゅんならんとする時、牡丹に雪のずいといい、地蔵菩薩のしょうといい、あなたはさずかりものをしたんじゃないか、たしかにそうだ、——お誓さん。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)