石像せきざう)” の例文
つかうへ趺坐ふざして打傾うちかたむいて頬杖ほゝづゑをした、如意輪によいりん石像せきざうがあつた。とのたよりのない土器色かはらけいろつきは、ぶらりとさがつて、ほとけほゝ片々かた/\らして、木蓮もくれんはな手向たむけたやうなかげした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たそがれの青き光に半面を空に向けつつ泣ける石像せきざう
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)