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矢大臣門
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やだいじんもん
ふりがな文庫
“
矢大臣門
(
やだいじんもん
)” の例文
鐘
(
かね
)
チャンギリも
浮
(
う
)
きうきとして、
風流小袖
(
ふうりゅうこそで
)
の
老幼男女
(
ろうようなんにょ
)
が、くることくること、帰ること帰ること、
今宮神社
(
いまみやじんじゃ
)
の八
神殿
(
しんでん
)
から、
斎院
(
さいいん
)
、
絵馬堂
(
えまどう
)
、
矢大臣門
(
やだいじんもん
)
、ほとんど
織
(
お
)
りなすばかりな
人出
(
ひとで
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菊をかえて
下
(
お
)
りましたが、仏前では逢いません。この道よりほかにはない、と額下の
角柱
(
かくばしら
)
に立って、
銀杏
(
いちょう
)
の根をすかしても、
矢大臣門
(
やだいじんもん
)
を
視
(
なが
)
めても、
手水鉢
(
ちょうずばち
)
の前を覗いても、もうその姿は見えません。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行に往來も
繁
(
しげ
)
く何分
間
(
ま
)
の惡ければ
先
(
まづ
)
觀音へ
參詣
(
さんけい
)
なし
矢大臣門
(
やだいじんもん
)
より
淺草
(
あさくさ
)
田圃
(
たんぼ
)
へ
出
(
いで
)
し所前後に人も見えざれば
屑
(
くづ
)
はござい/\と
小
(
ちひ
)
さな
聲
(
こゑ
)
で
呼習
(
よびなら
)
ひしがまだ人に見らるゝ樣なれども長八は思ひ切て
田圃
(
たんぼ
)
の中程へ行き全く人の居ざるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大いにお祭をし、大いにはたらけ、それが秀吉さまもおすきだぞ! とばかり、いまも
本殿
(
ほんでん
)
三
座
(
ざ
)
の
御榊
(
みさかき
)
をひっかついで、ワーッと
矢大臣門
(
やだいじんもん
)
へなだれてきたのは、やすらい
踊
(
おど
)
りのひとかたまり。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
臣
常用漢字
小4
部首:⾂
7画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画