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眸
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まなじり
ふりがな文庫
“
眸
(
まなじり
)” の例文
この時貫一は始めて満枝の
面
(
おもて
)
に
眼
(
まなこ
)
を移せり。
百
(
もも
)
の
媚
(
こび
)
を含みて
睼
(
みむか
)
へし彼の
眸
(
まなじり
)
は、
未
(
いま
)
だ言はずして既にその言はんとせる
半
(
なかば
)
をば
語尽
(
かたりつく
)
したるべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
アントニオよ、
妾
(
わらは
)
を殺せ、妾を殺せ、只だ妾を棄てゝな去りそと、夫人は叫べり。其
臉
(
かほ
)
、其
眸
(
まなじり
)
、其
瞻視
(
せんし
)
、其
形相
(
ぎやうさう
)
、一として情慾に非ざるもの
莫
(
な
)
く、
而
(
しか
)
も猶美しかりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
先例は藩主出でて席に就き、前列の重臣等の
面
(
おもて
)
を見わたし、「めでたう」と一声呼ぶのであつた。然るに正弘は
眸
(
まなじり
)
を放つて末班まで見わたし、「いづれもめでたう」と呼んだ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
笑
(
ゑみ
)
を
漾
(
ただ
)
ふる
眸
(
まなじり
)
は
微醺
(
びくん
)
に彩られて、更に別様の
媚
(
こび
)
を加へぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一念の
凝
(
こ
)
れる
眸
(
まなじり
)
は直行の
外
(
ほか
)
を見ず
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
眸
漢検1級
部首:⽬
11画
“眸”を含む語句
双眸
眼眸
眸子
黒眸
一眸
明眸
明眸皓歯
眸中
星眸
眸底
皓歯明眸
眸瞼
丹唇明眸
雙眸
開眸
金眸
美眸
緑髪黒眸
展眸
眸鼻
...