“黒眸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろひとみ33.3%
くろめ33.3%
こくぼう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敬之進のことは一時(いつとき)もお志保の小な胸を離れないらしい。柔嫩(やはらか)な黒眸(くろひとみ)の底には深い憂愁(うれひ)のひかりを帯びて、頬も紅(あか)く泣腫(なきは)れたやうに見える。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
媚(こび)を呈したりして泣いたりなどするようなことはなかったけれど、どうかした話のまわり合わせから身の薄命を省みて、ふと涙ぐむ時など、じっと黙っていて、その大きな黒眸(くろめ)がちの眼が
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
独り洋装したるは碧梧桐(へきごとう)氏にして眼鏡の裏に黒眸(こくぼう)を輝かせり。他の諸氏の皆年若なるには一驚を喫したり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)