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眸底
ふりがな文庫
“眸底”の読み方と例文
読み方
割合
ぼうてい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうてい
(逆引き)
戦争はまのあたりに見えぬけれど戦争の結果——たしかに結果の
一片
(
いっぺん
)
、しかも活動する結果の一片が
眸底
(
ぼうてい
)
を
掠
(
かす
)
めて去った時は
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その蒼い
灝気
(
こうき
)
の中に、点々としてかすかにきらめくものは、
大方
(
おおかた
)
昼見える星であろう。もう今はあの影のようなものも、二度と
眸底
(
ぼうてい
)
は横ぎらない。
首が落ちた話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ほかの部分は
夜目
(
よめ
)
でよく見えんのに、顔だけが著るしく強い色をして判然
眸底
(
ぼうてい
)
に落つるからである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
眸底(ぼうてい)の例文をもっと
(4作品)
見る
眸
漢検1級
部首:⽬
11画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“眸”で始まる語句
眸
眸子
眸中
眸瞳
眸瞼
眸裡
眸許
眸鼻
“眸底”のふりがなが多い著者
夏目漱石
芥川竜之介