トップ
>
直驀地
>
まっしぐら
ふりがな文庫
“
直驀地
(
まっしぐら
)” の例文
重太郎は
既
(
も
)
う耳にも入れなかった。これから
直
(
すぐ
)
にお葉の行方を追う
意
(
つもり
)
であろう、彼は
旧
(
もと
)
来し
方
(
かた
)
へ
直驀地
(
まっしぐら
)
に駈けて行った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
が、何分にも
此方
(
こっち
)
は長い刃物を
振翳
(
ふりかざ
)
していたので、
対手
(
あいて
)
も
流石
(
さすが
)
に
気怯
(
きおく
)
れがしたと見えて、抱えていた赤児を
其処
(
そこ
)
へ
投
(
ほう
)
り
出
(
だ
)
して、
直驀地
(
まっしぐら
)
に逃げて
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
追手
(
おって
)
の人々も
同
(
おなじ
)
く
村境
(
むらざかい
)
まで走って来たが、
折柄
(
おりから
)
の烈しい
吹雪
(
ふぶき
)
に
隔
(
へだ
)
てられて、
互
(
たがい
)
に離れ離れになって
了
(
しま
)
った。
其中
(
そのなか
)
でも忠一は勇気を
鼓
(
こ
)
して
直驀地
(
まっしぐら
)
に駈けた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
広い桑畑には時々小さい旋風をまき起して、黄竜のような砂の渦が汽車を目がけて
直驀地
(
まっしぐら
)
に襲って来る。
春の修善寺
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
驀
漢検1級
部首:⾺
20画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“直”で始まる語句
直
直接
直々
直衣
直様
直垂
直截
直参
直義
直段