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的
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こう
ふりがな文庫
“
的
(
こう
)” の例文
廻しているし、第一、中洲がだね、二三度、その店へ
行
(
ゆ
)
きながら、糸
的
(
こう
)
のうわさなぞをしないらしいのは、おかしいじゃないか。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そう、そう、そう来るだろうと思ったんだ。が、こうなれば刺違えても今更糸
的
(
こう
)
に譲って、指を
銜
(
くわ
)
えて、
引込
(
ひっこ
)
みはしない。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
私
(
わっし
)
にゃ素直だから可愛いんですがね。どうだこう改って言われちゃあ余り見ッとも
好
(
い
)
いこッちゃあるめえ、ちっと気をつけるが
可
(
い
)
いぜ、え、愛
的
(
こう
)
。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
可
(
い
)
い気なことを言ってらあ、お
前
(
めえ
)
母親
(
おふくろ
)
は死んでやしねえじゃないか、
父爺
(
ちゃん
)
の敵なら中気だろう、それとも
母親
(
おふくろ
)
なら、愛
的
(
こう
)
、お前がその当の敵だい。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……同時に、時々の出入りとまでしばしばでなくても、同門の
友輩
(
ともだち
)
で知合ってる糸
的
(
こう
)
が、少くとも、岡惚れを。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
蟹
的
(
こう
)
め、ならぶるなと、藁草履踏みしだいて、叱々とゆふぐれ時、イヤ我ながら
馬士
(
うまかた
)
めいたり。
逗子より
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
下剃のこの愛
的
(
こう
)
を団扇で
煽
(
あお
)
ぐだろうじゃねえか。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“的”の意味
《名詞》
(まと)攻撃や打撃を加えるべき対象。標的。
(出典:Wiktionary)
“的”の解説
的(てき)とは、接尾辞の一つ。
漢字「的」の本義は「あきらか」で、この意味での熟語には「的確」などがある。後に音を仮借し、「まと」の意味と、助詞を表すようになった。
(出典:Wikipedia)
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“的”を含む語句
目的
浪漫的
的確
的中
羅曼的
古典的
精神的
人間的
虚無的
衒学的
煽情的
幻想的
確的
能動的
対蹠的
標的
致命的
感傷的
目的地
射的
...