“羅曼的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろまんちく20.0%
ろまんちつしゆ20.0%
ロマンチツク20.0%
ロマンティク20.0%
ロマンテイク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、ここにかかつてゐる羅曼的ろまんちくな釣り橋はその附近の山々の盛んな紅葉の光りに照りはえて、矢張りあけや青に色取られたかけ橋である。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
忽ち寺の内に遠波とほなみのごとき、奇しき妙音楽起る。(羅曼的ろまんちつしゆなる西洋管絃楽)、さきに行き去らむとせし人々も踵を返す。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
仏国羅曼的ロマンチツク文学の先鋒にスタヱル夫人あり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
馬琴の空想には、昔から羅曼的ロマンティクな傾向がある。彼はこの風呂の湯気の中に、彼が描こうとする小説の場景の一つを、思い浮べるともなく思い浮べた。そこには重い舟日覆ふなひおいがある。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
馬琴の空想には、昔から羅曼的ロマンテイクな傾向がある。彼はこの風呂の湯気の中に、彼が描かうとする小説の場景の一つを、思ひ浮べるともなく思ひ浮べた。そこには重い舟日覆ふなひおひがある。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)