“發作的”の読み方と例文
新字:発作的
読み方割合
ほつさてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼(かれ)の擧動(きよどう)は殆(ほとん)ど發作的(ほつさてき)であつた。おつぎの聲(こゑ)を殺(ころ)して泣(な)く聲(こゑ)は隙間(すきま)だらけな戸(と)の外(そと)に絶(た)え/″\に漏(も)れた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
私が云つたやうに彼は明るくなりはじめた。しかし、なほそれは發作的(ほつさてき)にであつた。もしも一瞬の沈默が話の間に這入ると、彼は落着きを失つて、私に觸り、「ジエィン」と呼ぶのであつた。
おつぎが心(こゝろ)づいた時(とき)勘次(かんじ)は徒(いたづ)らにさうして發作的(ほつさてき)に汗(あせ)を垂(た)らして動(うご)いて居(ゐ)るのを見(み)た。おつぎの心(こゝろ)も屹(きつ)として未(ま)だ燃(も)えつゝある火(ひ)に移(うつ)つた。おつぎは俄(にはか)に自分(じぶん)の萬能(まんのう)を執(と)つて勘次(かんじ)の手(て)に攫(つか)ませた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)