生来しやうらい)” の例文
旧字:生來
生来しやうらい余りいけぬ口なので、顔はもうポツポと上気して、心臓の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
人々ひとびと御主おんあるじよ、われをもつみくなしたまへ、この癩病らいびやうものを。」あゝさむしい、あゝ、こはい。だけに、生来しやうらいしろいろのこつてゐる。けものこはがつてちかづかず、わがたましひげたがつてゐる。