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生仏
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いきぼとけ
ふりがな文庫
“
生仏
(
いきぼとけ
)” の例文
旧字:
生佛
仏教を
崇
(
たっと
)
ぶ市民達はその仏教の教主たるところの噠𡃤喇嘛その人を
生仏
(
いきぼとけ
)
として尊信し、その喇嘛の
在
(
おわ
)
す宮殿を神聖
不可侵
(
おかすべからざる
)
場所とした。
喇嘛の行衛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一般の善男善女の前には
生仏
(
いきぼとけ
)
と渇仰される生仏だから、仏の一種に相違あるまい、その仏を迷わせて地獄に
堕
(
おと
)
したのが、今のあの
手弱女
(
たおやめ
)
だ。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
仏だ、ああ痛え! おお痛え! いいえ、旦那は
生仏
(
いきぼとけ
)
でござんす。
悪態
(
あくたい
)
ついた野郎を憎いとも思わねえで、御親切な御手当は涙がこぼれます。
旗本退屈男:04 第四話 京へ上った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
生仏
(
いきぼとけ
)
さまの
血脈
(
おちすじ
)
が、身分が定まってしまったのだから、信徒の人々には一大事で
浅間
(
あさま
)
しき末世とさえおもわれたのだ。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
白「はゝア、お前は良石和尚と心安いか、あれは名僧だよ、智識だよ、実に
生仏
(
いきぼとけ
)
だ、茶は
其処
(
そこ
)
にあるから一人で勝手に汲んでお上り、ハヽアお前は侍さんだね、
何歳
(
いくつ
)
だえ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
金挺
(
かなてこ
)
を持ちながら、あのお経を聞くと、急にそれが堪らなくなつて、自分で自分を忘れて、そして飛び出して行つた。えらい和尚さまだ。
生仏
(
いきぼとけ
)
だ。この恩は忘れられない。これからは俺は善人だ。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「親鸞さまは、むかしのお
上人
(
しやうにん
)
さまぢや、
生仏
(
いきぼとけ
)
さまぢや。」
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
しかし、木喰五行というのは、ともかくもこのお婆さんと同じ郷里にあって、そうしてその上人様が世にも稀な
生仏
(
いきぼとけ
)
のような徳の高い坊さんであったということは想像されるのです。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
生仏
(
いきぼとけ
)
——」かう言つてその人も話した。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
“生仏”の解説
生仏(しょうぶつ)とは、平家琵琶(平曲)の開祖とされる人物のこと。生没年未詳。
(出典:Wikipedia)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
仏
常用漢字
小5
部首:⼈
4画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死