“いきぼとけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生仏47.1%
活仏35.3%
生佛11.8%
活佛5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一般の善男善女の前には生仏いきぼとけと渇仰される生仏だから、仏の一種に相違あるまい、その仏を迷わせて地獄におとしたのが、今のあの手弱女たおやめだ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それでも、老人たちの残したおしえは固く守られていると見えて、今でも、この島の最後の者たるべき女の児は、喇嘛ラマ活仏いきぼとけのように大事にされている。
とぐる處一々明白めいはくに申立ると雖も其方儀先頃無量庵へ闇夜あんやせつ提灯ちやうちんの用意もなく參りしとあり其刻限こくげんとくと申立よと云れければ九助夫は去る三月十九日は私し妻節が實母七回逮夜たいやに當り候間上新田村無量庵の住寺は生佛いきぼとけの樣に近郷きんがう近村にて申となふるにより何卒回向ゑかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「あの活佛いきぼとけの光明寺さんに、そんなことがあつたら、天地がひつくりかへつてしまひますぞよ。」
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)