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甞
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かつて
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。
牧之老人は
越後の
聞人なり。
甞貞介朴実を
以聞え、
屡県監の
褒賞を
拝して氏の
国称を
許る。
生計の
余暇風雅を以四方に
交る。余が
亡兄醒斎京伝の別号
翁も
鴻書の
友なりしゆゑ、
余も
亦是に
嗣ぐ。
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。
牧之老人は
越後の
聞人なり。
甞貞介朴実を
以聞え、
屡県監の
褒賞を
拝して氏の
国称を
許る。
生計の
余暇風雅を以四方に
交る。余が
亡兄醒斎(京伝の別号)
翁も
鴻書の
友なりしゆゑ、
余も
亦是に
嗣ぐ。