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甘受
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かんじゅ
ふりがな文庫
“
甘受
(
かんじゅ
)” の例文
……『
真鍮
(
しんちゅう
)
の城の
眷族
(
けんぞく
)
ども』に迫害されるという事も、こういう意味から云う時は、肉身刑罰の一つとして
甘受
(
かんじゅ
)
すべきものかもしれません
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
外国の力を
仮
(
か
)
りて政府を
保存
(
ほぞん
)
せんと
謀
(
はか
)
りたりとの
評
(
ひょう
)
の
如
(
ごと
)
きは、
決
(
けっ
)
して
甘受
(
かんじゅ
)
せざるところならん。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
畿内
(
きだい
)
に於けるこの対立ほど明確ではなかったにしても、地方に於ける豪族は各〻土地を私有して、独立した支配者として
割拠
(
かっきょ
)
しており、天皇家の日本支配は必ずしも
甘受
(
かんじゅ
)
せられていなかった。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
それでは、自ら顧みてやましくなければ、そのやましくない行為が、どのような結果を来たそうとも、士たる者はそれを
甘受
(
かんじゅ
)
しなければならないはずだ。なるほどそれは一応そうに違いない。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
と私は
肘
(
ひじ
)
で小突いてやった。敵は
甘受
(
かんじゅ
)
した。もう味方になったのだった。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
けれどこのひとは細川藤孝が常に
褒
(
ほ
)
めてやまない賢夫人であって、
齢
(
よわい
)
五十になってもそうした
乳
(
ち
)
のみ児や腕白に取り巻かれている境遇を心から
甘受
(
かんじゅ
)
して、むしろ生涯の満足としているような姿だった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“甘受”の意味
《名詞》
甘受(かんじゅ)
甘んじて受ける(受け入れる)こと。
(出典:Wiktionary)
甘
常用漢字
中学
部首:⽢
5画
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“甘”で始まる語句
甘
甘味
甘藷
甘美
甘藍
甘酒
甘酸
甘露
甘煮
甘寧