“かんじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甘受60.0%
紺珠20.0%
観誦10.0%
貫主10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外国の力をりて政府を保存ほぞんせんとはかりたりとのひょうごときは、けっして甘受かんじゅせざるところならん。
一冊は学科に関係のない事件の備忘録で、表題には生利なまぎきにも紺珠かんじゅという二字がペンで篆書てんしょに書いてある。それから机の下に忍ばせたのは、貞丈ていじょう雑記が十冊ばかりであった。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「真言は不思議なり。観誦かんじゅすれば無明むみょうを除く。一字に千理を含み、即身に法如ほうにょを証す」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
伴頭は一たび幕府の命を受け檀林の位に抜擢ばってきせられる時は貫主かんじゅと同等の特遇を受けるという。釈秦冏は翌年天保十二年の冬檀林に叙せられて結城ゆうき弘経寺ぐきょうじに赴きその法務をつかさどるようになった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)