“弘経寺”の読み方と例文
読み方割合
ぐきょうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、累の怨霊はその後も二度ばかり来てお菊を悩ましたので、弘経寺ぐきょうじ祐天上人ゆうてんしょうにん教化きょうげして成仏得脱じょうぶつとくだつさしたのであった。
累物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
十月に結城弘経寺ぐきょうじの梅痴上人が紫の袈裟けさたまわり飯沼なる寿亀山弘経寺の住職に任ぜられた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
伴頭は一たび幕府の命を受け檀林の位に抜擢ばってきせられる時は貫主かんじゅと同等の特遇を受けるという。釈秦冏は翌年天保十二年の冬檀林に叙せられて結城ゆうき弘経寺ぐきょうじに赴きその法務をつかさどるようになった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)