貫主かんじゅ)” の例文
伴頭は一たび幕府の命を受け檀林の位に抜擢ばってきせられる時は貫主かんじゅと同等の特遇を受けるという。釈秦冏は翌年天保十二年の冬檀林に叙せられて結城ゆうき弘経寺ぐきょうじに赴きその法務をつかさどるようになった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)