トップ
>
独語
>
つぶや
ふりがな文庫
“
独語
(
つぶや
)” の例文
旧字:
獨語
も一度行つて上人様の御言葉ぢやと
欺誑
(
たばか
)
り、文句いはせず連れて来い、と圓道に烈しく叱られ、忌〻しさに
独語
(
つぶや
)
きつゝ七藏ふたゝび寺門を出でぬ。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
と根本は
心
(
しん
)
から
独語
(
つぶや
)
いた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
と
眉
(
まゆ
)
を
皺
(
しわ
)
むる折も折、
戸外
(
おもて
)
を通る納豆売りの
戦
(
ふる
)
え声に覚えある奴が、ちェッ
忌々
(
いまいま
)
しい
草鞋
(
わらじ
)
が切れた、と打ち
独語
(
つぶや
)
きて行き過ぐるに女房ますます気色を
悪
(
あ
)
しくし
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
徳を慕ひ風を仰いで寄り来る学徒のいと多くて、其等のものが雨露凌がん
便宜
(
たより
)
も
旧
(
もと
)
のまゝにては無くなりしまゝ、猶少し堂の広くもあれかしなんど
独語
(
つぶや
)
かれしが根となりて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
徳を慕い風を仰いで寄り来る学徒のいと多くて、それらのものが雨露
凌
(
しの
)
がん
便宜
(
たより
)
も
旧
(
もと
)
のままにてはなくなりしまま、なお少し堂の広くもあれかしなんど
独語
(
つぶや
)
かれしが根となりて
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
反響
(
ひゞき
)
のみは我が耳に堕ち来れど
咳声
(
しはぶき
)
一つ聞えず、玄関にまはりて復頼むといへば、
先刻
(
さき
)
見たる憎気な怜悧
小僧
(
こばうず
)
の一寸顔出して、庫裡へ行けと教へたるに、と
独語
(
つぶや
)
きて早くも障子ぴしやり。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
反響
(
ひびき
)
のみはわが耳に
堕
(
お
)
ち来れど
咳声
(
しわぶき
)
一つ聞えず、玄関にまわりてまた頼むといえば、
先刻
(
さき
)
見たる憎げな
怜悧小僧
(
りこうこぼうず
)
のちょっと顔出して、庫裡へ行けと教えたるに、と
独語
(
つぶや
)
きて早くも障子ぴしゃり。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“独語”の意味
《名詞》
独 語(どくご)
ひとりごとの漢語的表現。
ドイツ語(独逸語)の略称。
(出典:Wiktionary)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“独”で始まる語句
独
独逸
独言
独楽
独身
独身者
独活
独鈷
独乙
独木舟