“爲遂(しと)” の例文
新字:為遂
誠愛誠實を無益のものと思ひ、無暗に人を疑ひ、矢鱈に天を恨み、その極(きよく)遂(つい)に精神(せいしん)の和(やわらぎ)を破(やぶ)りて行(おこな)ふべからざる事(こと)を行(おこな)ひ自(みづか)ら知(し)らざる程(ほど)の惡事(あくじ)を爲遂(しと)ぐる事(こと)あらば
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ロレ まゝ、歸(かへ)らしめ。(藥瓶を渡し)さらば、逞(たくま)しう覺悟(かくご)して、首尾(しゅび)よう事(こと)を爲遂(しと)げさッしゃれ。予(わし)はまた一(さる)法師(ほふし)に、卿(おこと)の殿御(とのご)への書面(しょめん)を持(も)たせ、急(いそ)いでマンチュアまで遣(や)りませう。