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熱
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いき
ふりがな文庫
“
熱
(
いき
)” の例文
休茶屋で、ラムネに
渇
(
かわ
)
いた
咽喉
(
のど
)
や
熱
(
いき
)
る体を
癒
(
いや
)
しつつ、帰路についたのは、日がもう大分かげりかけてからであった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
言うまでも無く
吾
(
わ
)
が光を以て天下を
被
(
おお
)
おう、天下をして吾が光を仰がせよう、と
熱
(
いき
)
り立って居るのだ。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
見ると、父はなおまだ母を前において
熱
(
いき
)
り立っている。ぼくは父の後ろへ廻った。そして、いきなり父の頭上から、バケツの水をざっと打ッかけてしまった。寒中の冷水である。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「何て
莫迦
(
ばか
)
なまねをしてくれたんだ」父親はお島に口を
開
(
あ
)
かせず、いきなり
熱
(
いき
)
り立って来たが、養家の財産のために、何事にも目をつぶろうとして来たらしい父親の心が
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「あれほど、わしがいってあるのに、聞きわけのない。……こうして働いている汗にも、蠅もたかれば
虻
(
あぶ
)
も来る。そんなものに、いちいち
熱
(
いき
)
り立っていては何もできん。——さあ仕事仕事仕事で忘れろ」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“熱”を含む語句
熱情
情熱
熱心
熱湯
熱灰
火熱
熱気
熱海
熱燗
熱病
暑熱
焦熱
極熱
熱閙
赤熱
熱々
熱砂
熱沙
熱誠
温熱
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