“熱涙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねつるい66.7%
ねつるゐ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして他人たにんれにかかこつべき、つきの十日にはゝさまが御墓おんはかまゐりを谷中やなかてらたのしみて、しきみ線香せんかう夫〻それ/\そなものもまだおはらぬに、はゝさまはゝさまわたし引取ひきとつてくだされと石塔せきたういだきつきて遠慮ゑんりよなき熱涙ねつるい
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その当時の悲痛を思うに、今もそぞろに熱涙ねつるいくを覚ゆるぞかし。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
かうべは垂れて、熱涙ねつるゐせきあへず。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)