“火沙汰”の読み方と例文
読み方割合
ひざた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんてって親方でやいが、串戯じょうだんにもいったんですが、それでもざっと一年ばかり、彼奴あいつ火沙汰ひざたがなかったんです。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
火沙汰ひざたの前兆である、といったのが、七日なぬか目の夜中に不幸にして的中した事と。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
少々たいらな盆地になった、その温泉場へ入りますと、火沙汰ひざたはまた格別、……ひどいもので、村はずれには、落葉、枯葉、焼灰に交って、獦子鳥あとり頬白ほおじろ山雀やまがらひわ小雀こがらなどと言う、あかだ、青だ
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)