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火沙汰
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ひざた
ふりがな文庫
“
火沙汰
(
ひざた
)” の例文
なんてって親方
徒
(
でやい
)
が、
串戯
(
じょうだん
)
にもいったんですが、それでもざっと一年ばかり、
彼奴
(
あいつ
)
の
火沙汰
(
ひざた
)
がなかったんです。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
火沙汰
(
ひざた
)
の前兆である、といったのが、
七日
(
なぬか
)
目の夜中に不幸にして的中した事と。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
少々
平
(
たいら
)
な盆地になった、その温泉場へ入りますと、
火沙汰
(
ひざた
)
はまた格別、……
酷
(
ひど
)
いもので、村はずれには、落葉、枯葉、焼灰に交って、
獦子鳥
(
あとり
)
、
頬白
(
ほおじろ
)
、
山雀
(
やまがら
)
、
鶸
(
ひわ
)
、
小雀
(
こがら
)
などと言う、
紅
(
あか
)
だ、青だ
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
下町、山の手、昼夜の
火沙汰
(
ひざた
)
で、時の鐘ほどジャンジャンと
打
(
ぶ
)
つける、そこもかしこも、
放火
(
つけび
)
だ放火だ、と取り騒いで、夜廻りの拍子木が、枕に響く町々に、寝心のさて安からざりし年とかや。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
沙
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
汰
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒