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せいしょ
ふりがな文庫
“
清書
(
せいしょ
)” の例文
こんなことを、こまごまとかいて、それをねえさんが
清書
(
せいしょ
)
をし、お
母
(
かあ
)
さんが、つえをついて、とぼとぼと
役所
(
やくしょ
)
まであるいていってさしだしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
面喰った課長の前に、小学生のお
清書
(
せいしょ
)
の様な大文字の辞表を投げつけて、ぐっと
溜飲
(
りゅういん
)
を下げた宗三は、まだ午前十一時というに、大手を振って帰って来た。
接吻
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と、今度は
蛭子
(
えびす
)
様——これは前に大黒の稽古が積んで経験があるから、いくらか形もつく。大黒が十のものなら五つで旨く行って、まずそれでお
清書
(
せいしょ
)
は上がるのです。
幕末維新懐古談:07 彫刻修業のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
子どもが読んでから帳面に
貼
(
は
)
るそうだと、告げてくれたことである。九州の或る町からは、お
清書
(
せいしょ
)
のような字を葉書に書いて、
鹿
(
しか
)
の
角
(
つの
)
の遊びを知らせて来た少女がある。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しばらくやすんでから、こんどはみんなで先生について川の北の
花崗岩
(
かこうがん
)
だの三
紀
(
き
)
の
泥岩
(
でいがん
)
だのまではいった
込
(
こ
)
んだ
地質
(
ちしつ
)
や土性のところを教わってあるいた。図は
次
(
つぎ
)
の月曜までに
清書
(
せいしょ
)
して出すことにした。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
「
清書
(
せいしょ
)
があったら見せてくれ」
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“清書”の意味
《名詞》
練習や下書きしたものを綺麗に書き直すこと。浄書。
(出典:Wiktionary)
“清書”の解説
清書(せいしょ)とは、原著作者による手書きの原稿を、読みやすい書式に、手書きまたはワープロなどで書き写すことである。浄書(じょうしょ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“清”で始まる語句
清
清々
清水
清浄
清冽
清楚
清潔
清元
清洲
清明