淮南子えなんじ)” の例文
永代大雑書三世相えいたいおおざっしょさんぜそう 永代重宝〔記〕 易学啓蒙 易学通解 易経 閲古随筆 江戸名所図会 淮南子えなんじ 淵鑑類函えんかんるいかん 延喜式
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
支那ではごく古く『淮南子えなんじ』の斉俗訓にも『漢書』の食貨志しょっかしにも、いわゆる四民の別が説いてあって、その範囲がほぼ吾々の士農工商と同じであるというが
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
淮南子えなんじ』またいう、〈鶏はまさにけんとするを知り、鶴は夜半を知る、その鳴高亮こうりょう、八、九里に聞ゆ、雌は声やや下る、今呉人園囿えんゆう中および士大夫家の皆これを養う
孔子、王道を行なわんと欲して東西南北し、七十たびぜいしたれども、う所なかりき。故に衛の夫人と弥子瑕とに因りて、その道を通ぜんと欲せり。(『淮南子えなんじ』、泰族訓)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
岡本况斎、名は保孝ほうこう、通称は初め勘右衛門かんえもん、後縫殿助ぬいのすけであった。拙誠堂せつせいどうの別号がある。幕府の儒員に列せられた。『荀子じゅんし』、『韓非子かんぴし』、『淮南子えなんじ』等の考証を作り、かたわら国典にも通じていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
淮南子えなんじ』には一葉落而知天下秋とあるが、植物学者に聞いてみると
歳時記新註 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
(『淮南子えなんじ』に曰く、「精神は天の有なり。しかして骨骸こつがいは地の有なり。精神はその門に入り、しかして骨骸はその根にかえる。われ、なおいずくにか存せん」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
それについての鄙見ひけんは他日に譲り差し当り述ぶるは、『淮南子えなんじ』に〈景陽酒に淫し、髪を被りて婦人を御し、諸侯を威服す〉。その他古文に〈婦女を御す〉というが多い。
淮南子えなんじ』に山中ひつじの日主人と称うるは羊なり、『荘子』に〈いまだかつて牧を為さず
と言った。『淮南子えなんじ』に、越人蚺蛇を得てよきさかなとなせど中国人は棄て用いるなし。
それから『説文』に、〈蛟竜属なり、魚三千六百満つ、すなわち蛟これの長たり、魚を率いて飛び去る〉。『淮南子えなんじ』に、〈一淵に両蛟しからず〉、いずれも蛟を水族の長としたのだ。
前漢の書『淮南子えなんじ』に山中で未の日の主人と称うるは羊なりといい