海老責えびぜめ)” の例文
斷割たちわらなまり熱湯ねつたうおろ水責みづぜめ火責ひぜめ海老責えびぜめに成とも白状なすまじと覺悟せしが御奉行樣の御明諭ごめいゆにより今ぞ我がせし惡事の段々だん/\不殘のこさず白状はくじやうせんと長庵が其決心は殊勝にも又憎體にくていなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わが国にかぎらず、どこの国でも昔は非常に惨酷な責道具を用いたのであるが、わが徳川時代になってからは、拷問の種類は笞打むちうち石抱いしだき、海老責えびぜめつるぜめの四種にかぎられていた。
拷問の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
海老責えびぜめ算盤責そろばんぜめ車責くるまぜめとなると、女がいから見物だろうよ」
いだ海老責えびぜめになる事十三度何程申わけ致し候ともすこしも御聞入なく候まゝいつそ此世の苦痛くつう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
海老責えびぜめ算盤責そろばんぜめ車責くるまぜめとなると、女がいから見物みものだらうよ」