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海老責
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えびぜめ
ふりがな文庫
“
海老責
(
えびぜめ
)” の例文
斷割
(
たちわら
)
れ
鉛
(
なまり
)
の
熱湯
(
ねつたう
)
は
愚
(
おろ
)
か
水責
(
みづぜめ
)
火責
(
ひぜめ
)
海老責
(
えびぜめ
)
に成とも白状なすまじと覺悟せしが御奉行樣の
御明諭
(
ごめいゆ
)
により今ぞ我が
作
(
な
)
せし惡事の
段々
(
だん/\
)
不殘
(
のこさず
)
白状
(
はくじやう
)
せんと長庵が其決心は殊勝にも又
憎體
(
にくてい
)
なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
わが国にかぎらず、どこの国でも昔は非常に惨酷な責道具を用いたのであるが、わが徳川時代になってからは、拷問の種類は
笞打
(
むちうち
)
、
石抱
(
いしだ
)
き、
海老責
(
えびぜめ
)
、
釣
(
つる
)
し
責
(
ぜめ
)
の四種にかぎられていた。
拷問の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
海老責
(
えびぜめ
)
、
算盤責
(
そろばんぜめ
)
、
車責
(
くるまぜめ
)
となると、女が
美
(
い
)
いから見物だろうよ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
抱
(
いだ
)
き
海老責
(
えびぜめ
)
になる事十三度何程申
解
(
わけ
)
致し候とも
少
(
すこ
)
しも御聞入なく候まゝ
寧
(
いつそ
)
此世の
苦痛
(
くつう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
海老責
(
えびぜめ
)
、
算盤責
(
そろばんぜめ
)
、
車責
(
くるまぜめ
)
となると、女が
美
(
い
)
いから
見物
(
みもの
)
だらうよ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“海老責”の解説
海老責め(えびせめ)は、江戸時代に行われた拷問である。江戸幕府の『御定書百箇条』に定められた拷問で、笞打(むちうち)、石抱きという牢問(ろうどい、正規拷問の前段階の予備拷問)に屈せず罪状を認めない未決囚に施された。海老責めを行っても自白しない場合に「釣責(つるしぜめ)」が実施される。なお、笞打と石抱きは牢屋敷の穿鑿所で、海老責めと釣責は拷問蔵で行われる。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
責
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
“海老”で始まる語句
海老
海老錠
海老茶
海老蔵
海老床
海老茶袴
海老茶色
海老屋
海老鞘
海老色