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氣色
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きしよく
ふりがな文庫
“
氣色
(
きしよく
)” の例文
新字:
気色
あての性分として、これ丈はどうしても納めて貰はん事には、
氣色
(
きしよく
)
が惡うて堪らん。何だ彼だといはんと、しまつといておくんなはれ。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
其話
(
それ
)
を今日は㧞きにして貰ひたし、
氣色
(
きしよく
)
のすぐれず頭のいたきに、ぶらりと家を出でたれど、さして面白き處もなければ、常に憂きことを知らず顏の
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見るに今夜
子
(
ね
)
の
刻
(
こく
)
に死する者が
斯
(
かく
)
健
(
すこや
)
かに有べき樣もなし如何なれば
翁
(
おう
)
が斯樣の事を云しかと
不審
(
ふしん
)
するも
道理
(
ことわり
)
ぞかし然れば靱負は甚だ
氣色
(
きしよく
)
を
損
(
そん
)
じ居ける故主は昨日
貰
(
もら
)
ひし
金子
(
きんす
)
にて
酒
(
さけ
)
肴
(
さかな
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
顏容
(
かほかたち
)
さへ稍〻
窶
(
やつ
)
れて、
起居
(
たちゐ
)
も
懶
(
ものう
)
きがごとく見ゆれども、人に向つて
氣色
(
きしよく
)
の
勝
(
すぐ
)
れざるを喞ちし事もなく、
偶〻
(
たま/\
)
病などなきやと問ふ人あれば、却つて意外の
面地
(
おももち
)
して、常にも増して健かなりと答へけり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
氣
部首:⽓
10画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“氣”で始まる語句
氣
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高
氣紛