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毒気
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どくき
ふりがな文庫
“
毒気
(
どくき
)” の例文
旧字:
毒氣
その
後
(
のち
)
僕は君と
交
(
まじわ
)
っている間、君の
毒気
(
どくき
)
に
中
(
あ
)
てられて死んでいた心を振い起して高い
望
(
のぞみ
)
を
抱
(
いだ
)
いたのだが、そのお蔭で無慙な
刺客
(
しかく
)
の手にかかって
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
それを命があんなにけいべつして
広言
(
こうげん
)
をお
吐
(
は
)
きになったので、山の神はひどく
怒
(
おこ
)
って、たちまち
毒気
(
どくき
)
を
含
(
ふく
)
んだひょうを降らして、命をおいじめ申したのでした。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
それも粋な
由兵衛奴
(
よしべゑやつこ
)
か何かでね。だから君、始めて
遇
(
あ
)
つたお客は誰でもまあ
毒気
(
どくき
)
をぬかれる。
南瓜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あの、
円肌
(
まるはだ
)
で、いびつづくった、尾も頭も短う太い、むくりむくり、ぶくぶくと横にのたくりまして、
毒気
(
どくき
)
は人を殺すと申す、
可恐
(
おそろし
)
く、気味の悪い、
野槌
(
のづち
)
という蛇そのままの形に見えました。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは水飴の中へ入れても
好
(
よ
)
く分りますので、毒虫を煮てらんびきにいたして、その
毒気
(
どくき
)
を水飴の中へ入れたら、
柔
(
やわら
)
かになって宜かろうというお頼みで、
迂濶
(
うっか
)
りお目通りをして其の事を伺い
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
疳癪持の大西氏も
毒気
(
どくき
)
をぬかれて一緒になつて笑ひ出した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“毒気”の意味
《名詞》
毒を含んだ気体。毒ガス。
毒性。
悪気。攻撃的な意志。
強烈な個性。
(出典:Wiktionary)
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“毒”で始まる語句
毒
毒蛇
毒瓦斯
毒々
毒舌
毒口
毒吐
毒蛾
毒水
毒草