“どくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毒気85.7%
毒氣14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それも粋な由兵衛奴よしべゑやつこか何かでね。だから君、始めてつたお客は誰でもまあ毒気どくきをぬかれる。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あの、円肌まるはだで、いびつづくった、尾も頭も短う太い、むくりむくり、ぶくぶくと横にのたくりまして、毒気どくきは人を殺すと申す、可恐おそろしく、気味の悪い、野槌のづちという蛇そのままの形に見えました。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
にんをおろしたらしくると、坂上さかがみも、きふには踏出ふみだせさうもなく、あし附着くツついたが、前途さきいそむねは、はツ/\と、毒氣どくきつかんでくちから吹込ふきこまれさうにをどつて、うごかしては
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)