“どくけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毒気57.1%
毒氣14.3%
毒消14.3%
毒華14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも少々毒気どくけを抜かれた形で一同が神妙にきいていると、先生は少しきまり悪そうににやにや笑いながら「どうも僕が来ると、実験の邪魔ばかりするようだね」
二人ふたり關係くわんけい眞相しんさうが、どんなものであつたかはたれらない。おそらくは彼女自身かのぢよじしんにもわからなかつたことであらう。彼女かのぢよ見事みごと誘惑いうわくあま毒氣どくけめしひたのである。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
はらいてえのか毒消どくけしでもませてつか、らもはあ、うめだのすもんもだの成熟できちやびや/\すんだよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
最後にその声の頂点となった時、口から紅の毒華どくけの様な色を吐く。おびえて阿難を見て居た娘は、その時急いで駈け寄り阿難の口にたもとを覆う。阿難は娘の袂を退け、上体を引立て眼を明かに開く。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)