“踏出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみだ87.5%
ふみいだ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐるツと取卷とりまかれてはづかしいので、アタフタし、したいくらゐ急足いそぎあし踏出ふみだすと、おもいものいたうへに、落着おちつかないからなりふりをうしなつた。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そう云って一人を短艇へ残し、船長は真先まっさき梯子タラップを登って行った。——甲板へ一歩踏出ふみだしたとたんに、人々は思わず息詰るような光景を見た。
流血船西へ行く (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は蹌踉よろよろ踏出ふみいだせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)