トップ
>
残惜
>
のこりおし
ふりがな文庫
“
残惜
(
のこりおし
)” の例文
旧字:
殘惜
とめても
無益
(
むやく
)
と綾子は強いず、「しかしこのままお別れは
残惜
(
のこりおし
)
い。お
住居
(
すまい
)
は? せめてお名だけ。」と余儀無く問えば、打笑いて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
渚
(
なぎさ
)
は
浪
(
なみ
)
の雪を敷いて、砂に結び、
巌
(
いわお
)
に消える、その
都度
(
つど
)
音も聞えそう、
但
(
ただ
)
残惜
(
のこりおし
)
いまでぴたりと
留
(
や
)
んだは、きりはたり
機
(
はた
)
の音。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二足
(
ふたあし
)
が
三足
(
みあし
)
、
五足
(
いつあし
)
が
十足
(
とあし
)
になって段々深く入るほど——
此処
(
ここ
)
まで来たのに見ないで帰るも
残惜
(
のこりおし
)
い気もする上に、何んだか、
旧
(
もと
)
へ帰るより、前へ出る方が
路
(
みち
)
も
明
(
あかる
)
いかと思われて、
些
(
ち
)
と
急足
(
いそぎあし
)
になると
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「妙に
残惜
(
のこりおし
)
いようだよ。」
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
“残”で始まる語句
残
残酷
残念
残骸
残余
残虐
残忍
残滓
残喘
残燈