“此樣子”の読み方と例文
読み方割合
このやうす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕(ぼく)は子供心(こどもごころ)にも此樣子(このやうす)を見(み)て不審(ふしん)に思(おも)つたといふは、其男(そのをとこ)の衣服(みなり)から風采(ふうさい)から擧動(きよどう)までが、一見(いつけん)百姓(ひやくしやう)です、純然(じゆんぜん)たる水呑百姓(みづのみひやくしやう)といふ體裁(ていさい)です
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
地獄(ぢごく)で佛(ほとけ)に逢(あふ)たる心地なし世にも情(なさけ)あるお詞(ことば)かなと悦び臺所(だいどころ)へ到りて空腹(くうふく)の事ゆゑ急ぎ食事(しよくじ)せんものと見れば何(いづ)れも五升も入べき飯櫃(めしびつ)五ツ竝(なら)べたり飯(めし)も焚立(たきたて)なりければ吉兵衞は大きに不審(ふしん)し此樣子(このやうす)では大勢(おほぜい)の暮しと見えたれども此程の大家に男は留守(るす)にもせよ女の五人や三人は居(をる)べきに夫と見えぬは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)