“正暦”の読み方と例文
読み方割合
しょうりゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間はようやく苦しい世間になって、一面には文化の華の咲乱れ、奢侈しゃしの風の蒸暑くなってくる、他の一面には人民の生活は行詰まり、永祚えいその暴風、正暦しょうりゃくの疫病、諸国の盗賊の起る如き
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
兼道も、あの家は正暦しょうりゃく年間より一度も火災にうたこともないめでたい家、住み古したれど、当座のご用に献じたいと申し立ておるとか。……そう致したら工事は幾日で出来あがるな
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)