トップ
>
正妻
>
せいさい
ふりがな文庫
“
正妻
(
せいさい
)” の例文
武士道
(
ぶしどう
)
と言えば、女は
眼中
(
がんちゅう
)
にないような風に言われながら、
正妻
(
せいさい
)
となるとなかなか格式を与えて十分な権利を主張せしめている。
女性崇拝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その
頃
(
ころ
)
半年
(
はんとし
)
あまり
足繁
(
あししげ
)
く
通
(
かよ
)
つてくるお
客
(
きやく
)
の
中
(
なか
)
で、
電話
(
でんわ
)
の
周旋屋
(
しうせんや
)
をしてゐる
田中
(
たなか
)
と
云
(
い
)
ふ
男
(
をとこ
)
が、
行末
(
ゆくすゑ
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
正妻
(
せいさい
)
にすると
云
(
い
)
ふはなしに、
初
(
はじ
)
めはその
男
(
をとこ
)
のアパートに
行
(
ゆ
)
き
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「と申したところで、水茶屋では公儀へのきこえもあることだからとても
正妻
(
せいさい
)
になおすというわけにはいかんが、一生その、なんだな、ま、
妾
(
めかけ
)
ということにしてだな、そばへおいて
寵愛
(
ちょうあい
)
したいと思う」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
“正”で始まる語句
正
正午
正直
正面
正月
正気
正体
正鵠
正宗
正行